MENU

TOEIC 800点はすごい?上位14%が語る取得後のリアルと活用法

本日は、TOEICで800点を取ることのメリットについてお話ししたいと思います。先日、TOEIC700点のメリットについても出していますので、興味のある方はぜひそちらもご覧ください。

まず、メリットをお話しする前に、TOEIC800点の立ち位置についてお伝えしたいと思います。IIBC公式が発表した2021年11月のテスト結果に基づくスコア分布によると、スコア795点までに全体の86%が分布しています。つまり、TOEIC800点以上のスコアを持っている人は上位14%に入るということで、かなり高い英語力を持っていることが分かります。

先日の700点でも触れましたが、TOEICを受験する層はそもそも英語への意識が高かったり、日常的に英語を使う環境にある人が多いと考えられます。したがって、これは日本人全体で見た場合、さらに上位に位置する英語力であることが想定されます。

このように、TOEIC800点は非常に優れた能力の証ですので、それを前提として、これからそのメリットについて詳しくお話ししていきたいと思います。

メリット①:海外部門への道が開ける

TOEIC公式によると、企業が海外部門の人材に求めるTOEICスコアは570点から810点とされています。つまり、800点以上を取得していれば、少なくとも英語力において選考で不利になることはありません。

従業員を海外赴任させるとなると、企業としても大きなコストがかかるため、人材選定には非常に慎重になります。そういった中で、TOEIC800点というのは企業側から高く評価される指標のひとつです。

実際、私は新卒のときにTOEIC925点を取得していましたが、当時希望していた海外と連携するグローバル部門に配属されました。TOEICスコアは非常に役立ったと実感しています。

企業側の視点からしても、「グローバルで働きたい」と考えている人が、しっかりとしたスコアを取っていれば、「この人は本気でそう思っているのだな」と評価できます。特に新卒の場合、実際に流暢なコミュニケーションができるかどうかよりも、「目標に向かって努力できるかどうか」「英語の基礎力があるかどうか」といった点が重視されます。

そういう意味でも、TOEIC800点以上というのは、非常に大きなアドバンテージになると思います。

メリット②:TOEIC卒業が見えてくる

次のメリットは、「TOEIC卒業」が視野に入ってくることです。IIBC公式のプロフィシエンシースケールによると、TOEIC860点以上は「Aランク」として一括りにされています。つまり、860点を超えることでリスニング・リーディング(L&R)においては、十分な英語力があると公式に認められるのです。

この辺りのスコアに到達したら、TOEIC対策に特化した学習は一区切りとして、SW試験などを視野に入れ、アウトプットの力を磨く方向にシフトするのが良いかもしれません。

実際、私自身もL&Rで860点を超えてからは、TOEIC対策を一度やめ、スピーキングやライティングなどのアウトプットを重視した勉強に切り替えました。そして、久しぶりにL&Rを受けてみたところ、900点を超えることができました。

最近では再び満点を目指して試験対策に戻りましたが、そういった「修羅の道」を歩まない限りは、860点を超えた段階でアウトプット重視の、より実践的な学習へ移行していくのが良いと思います。

メリット③:英語を活かした求人に応募できる

三つ目のメリットは、英語力を活かせる求人に応募できるようになることです。TOEIC800点を超えると、日系大手企業のハイクラス求人に応募できるのはもちろんのこと、英語に特化した職種の応募条件も満たせるようになります。

実際に「TOEIC 800点 求人」などで検索してみると、翻訳業務や英語講師といった副業でも行えるような魅力的な求人が多く見つかります。私個人としても、TOEIC800点というのは「英語力をお金に変えられるかどうかの分岐点」だと感じています。

私自身、かつてストアカでの講師や英会話講師といった副業をしていたことがあります。当時はTOEIC900点以上ありましたが、今振り返ってみると、800点台でも十分に応募可能な求人が多かったという印象があります。

このように、TOEIC800点を超えると、英語力を実際のキャリアに活かすチャンスが大きく広がるのです。

メリット④:ビジネスメールが非常にスムーズになる

四つ目のメリットは、英語でのビジネスメールがスムーズにこなせるようになることです。TOEIC800点を取れる方は、リーディングパート単体でも400点以上を取れる実力がついてきます。

このレベルに達すると、ビジネス英語を読む力がかなり鍛えられているため、英文メールのやりとりが非常にスムーズになります。読むのはもちろん、書く際にもTOEICでよく出てくるフレーズをそのまま応用することで、非常にプロフェッショナルな印象のビジネスメールを書くことができるようになります。

私自身も、現在の仕事で英語のメールを頻繁にやり取りしていますが、受信したメールを読んでいて「これはTOEICで見たような表現だな」と感じることがよくあります。少しカジュアルめな表現も含まれますが、それでもTOEICで培ったスキルが実務でそのまま活きていると実感しています。

このように、TOEIC800点のスコアは、実際のビジネス現場で即戦力となる英語力の証明にもなるのです。

メリット⑤:IIBC Award of Excellence が見えてくる

最後、五つ目のメリットは、「IIBC Award of Excellence」 が視野に入ってくることです。これは、IIBC公式が設けている、4技能をバランスよく鍛えた人を対象とした表彰制度です。

具体的な要件としては、同一年内に L&Rで800点以上、かつ、S&Wで330点以上 を取得することが求められます。つまり、L&Rで800点以上を取ることで、すでにその半分の条件を満たしていることになるのです。

この表彰を受けると、賞状や受賞者限定のオリジナルノベルティがもらえるほか、公式ホームページに名前が掲載されるといった特典があります。英語力の「総合力」を高めたいと考えている方にとっては、大きな目標になるでしょう。

私自身、2021年にこのチャレンジをし、無事に要件を満たすことができました。その過程で、自分の英語力が総合的に大きく伸びたことを実感しています。

このように、TOEIC800点は単なる通過点ではなく、さらに上を目指すための大きなステップでもあるのです。

まとめ:TOEIC800点は「英語力の証明」と「次のステージへの入り口」

以上、TOEIC800点を取ることのメリットについてお話ししました。

このスコアに達すると、自他ともに「英語がかなりできる人」として認められるようになってきます。もともと「英語を使って何かを成し遂げたい」という明確な目的がある人にとっては、このスコアを機に、いよいよ目的に専念する段階に入っていくことになります。

一方で、私のように「英語が好きで、楽しいから勉強している」というタイプの方にとっても、TOEIC800点は、これからさらに勉強を続けるか、別の分野に英語力を応用していくかといった「分岐点」になるでしょう。

どちらにしても、英語の知識を深め、スキルを高めていくことは、間違いなく人生を豊かにしてくれます。これからも、自分自身の成長を楽しみながら、学びを続けていきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次